designsix LONDONは2004年にMark Watoson(マーク・ワトソン)、Tracy Watoson(トレーシー・ワトソン)夫妻により設立されたアクセサリーブランド。
彼らはロンドンのWest Dulwich(ウェストダルウィッチ)を拠点に活動しています。
ダンサーだったトレーシーが身体で感じる豊かな想像力と、イギリス人の持つパンクな精神とが音楽、アートなどの文化的な要素と一体となり、それが彼女の大胆なデザインと繊細な色彩感覚との組み合せで世界を作っています。
History
デザインシックスは、2003年に家具のブランドとして起業しました。
インドネシアのジャワで採れる成長の早いチーク材とマンゴー材を使って、家具をデザイン、製作しました。私たちは、ロンドンと東Dulwich の2カ所に家具店を開きました。
デザインシックスという名前は、ジャワで珈琲を飲んでいるときに思いつきました。
そこのレストランに '6 Above 11 Below' という名前の雑誌がありました。
これは、赤道からのインドネシアの位置を示しています。
つまり、(赤道から)6度上と(赤道から)11度下を示しています。
そこで、私たちは、その「6」を使うことを決めたのです!
名前を決めた瞬間は、大変興奮しました。しかし、家具の販売は大変でした。
2004 年にトレーシーはビーズ製のリングとブレスレットのデザインを始めました。
そして、それを店で売り始めました。すると、家具よりもこれらのアクセサリーの方が売れたのです。事実、沢山の人たちが、ただリングを買うためにロンドンの色んな地域から来てくれました。そこで、私たちは、有望な商品を掘り当てたと感じたのです!
そこで私たちは、2005年にロンドンで開催されたPulse という展示会で小さなブースを
借りて出展しました。私たちが出展したのは、6つのスタイルにそれぞれ10色のバリエーションがあるものでした。
私たちは濃い青のブランドイメージを使い、商品を色のブロック毎に展示しました。
(これが、それ以来UKではデザインシックスのブランドイメージとなりました)
すると、ショーが始まって30分の内に、多くのひとから注文を受け、それが3日間続いたのです。さらに、初めて出展したショーで、V&A ミュージアムとNatural History Museumからの注文も貰ったのです!
それ以来、今もこの2つの美術館とは取引を続けていて、これらの美術館のために常に新しい商品を開発しています。
2005 年の時点では、V&A ミュージアムは、UKでは初めて小売業として彼らのブランド力を使った美術館でした。彼らは、会員専用のシステムやパンフレットを通じて、製品のデザインや販売に乗り出しました。
それ以来、多くの美術館がこれに追従し、V&Aミュージアムが成功したために他の美術館も私たちの製品を美術館に置きたがりました。
私たちのブランドは2005年以来、進化し、変化を続けています。
しかし、色と形の強いアイデンティティは常に私たちのデザイン倫理に生き続けているのを確認することが出来るでしょう。